日本海東北自動車道建設に伴い、村上市下助渕で発見された弥生時代の「山元遺跡」から昨年出土した青銅器の破片が先月24日、報道陣に公開された。
地表からわずか10センチほどの浅い地層から見つかった破片は、長さ約3・7センチ、重さ4・9グラムと長さ約2センチ、重さ6・4グラムの2点で、科学分析などの結果から弥生時代に作られた「筒形銅製品」と判明。用途は分かっていないが、復元すると長さ10センチ程度になる同一個体の破片と見られ、弥生時代の青銅器としては国内最北、筒形銅製品では日本海側初の出土になるという。(続きは本紙で)
[2010年8月1日号] |
[写真/山元遺跡から出土した「筒形銅製品」の破片] |