サケ稚魚1500匹を荒川へ放流 保内小4年生が卵から育て

保内小学校の4年生55人が13日、近くを流れる荒川でサケの稚魚約1500匹を放流した。
同校では、昨年12月に荒川漁協からサケの卵を譲り受け、児童が水槽でエサやりや観察などを通して大切に飼育してきた。
この日は、同漁協の伊藤眞副組合長が「みなさんが中学2年生になる4年後に、元気でサケが帰ってくるよう見送ってほしい」と呼び掛け、児童たちは体長4~5㌢、体重1㌘ほどに成長した稚魚をバケツに入れ、浅瀬に横一列に並んで「いってらっしゃい」「元気で戻ってきてね」などと声を掛けながらそっと放した。
同漁協では今年度、不漁などの影響もあったが、約65万匹(前年度約100万匹)を放流した。