弾道ミサイル飛来に備え 村上市で初動、避難訓練 情報伝達など手順を確認
他国からの弾道ミサイルの飛来を想定した初動訓練が15日、村上市内で行われ、参加者たちが情報伝達や避難の手順などを確かめた。
国や県、村上市が主催し、今月10日には上越市でも実施。訓練は、他国から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性があると想定。新潟、福島上空を通過するまでの対応を訓練した。
村上市役所では午前11時、ミサイル発射が告げられると、職員たちが急いで窓のブラインドを下し窓ガラスの破損に備え、庁内放送で避難を呼び掛けたり、ミサイル情報の収集、住民からの問い合わせへの対応など、初動対処を確認した。また午後には、塩町のイヨボヤ会館で住民の避難訓練も行われ、住民たちが避難施設となっている同館の地下に避難した。
訓練終了後、講評した大滝敏文副市長は「住民の安心安全に向け、さらに対応の体制強化をしていきたい」と呼び掛けていた。