冬季の道路交通確保を 児童がゴールドキー渡し激励 村上市で除雪出動式
本格的な降雪シーズンを前に、村上市上助渕の村上道路ステーションで1日、恒例の村上圏域合同除雪出動式が開かれ、村上圏域の冬期道路交通確保体制を整えるとともに、地元小学生たちも参加して除雪への理解を深めた。
出動式は、冬期道路交通確保に向けた連携強化と建設業界の担い手確保を図ろうと国、県、自治体などが合同で開催し、今年が4回目。村上圏域の除雪請負業者のほか、村上市、関川村、県村上地域振興局、羽越河川国道事務所の関係者ら約80人が参加した。
式では、体験学習に訪れた山辺里小学校4年生児童から、大きなゴールドキーが手渡され激励を受けると、業者代表が「今冬は厳しい寒さが予想される。村上圏域の道路利用者の暮らしと経済を守るため、地域住民の期待と信頼に応えられるよう除雪作業にあたりたい」と決意表明した。
会場では、凍結防止剤散布車やロータリー除雪車、除雪トラックなどのデモンストレーションも行われ、子どもたちから「すごーい」「大きくてかっこいい」などと歓声があがっていた。
今年度の除雪延長は、羽越河川国道事務所が車道79・5㌔、歩道53・2㌔、県村上地域振興局が車道265・6㌔、歩道55・2㌔、村上市が車道613㌔、歩道66・4㌔、関川村が車道116・9㌔、歩道2・3㌔。