タイムカプセル30年ぶりに 関川村で開封式 県農村整備20周年記念事業で返却
新潟県の「農村整備20周年記念事業」で、農村整備発祥の地の旧湯之谷村(現魚沼市)の「道の駅ゆのたに」敷地内に埋められていたタイムカプセルがこのほど30年ぶりに関川村に返却され先月24日、同村下関の農村文化交流センター「の~む」で開封式が開かれた。
同村では当時、県の呼び掛けに応え、下関や大島、朴坂など15集落が未来へ向けたメッセ―ジなどを入れたタイムカプセルを埋めた。掘り起こし作業は今年6月27日にあり、同村には先月9日に返却された。
開封式には、加藤弘村長をはじめ、約10集落の区長らが参加。担当者からタイムカプセルの分厚い封筒が一人ひとりに手渡され、区長らがハサミで慎重に開封すると、当時のお祭りの写真や新聞の切り抜き、米の価格表、8㍉ビデオテープなど〝お宝〟がたくさん姿をあらわした。
自身が書いた「30年後のあなたへ」と題した手紙が出てきた勝蔵の渡邉善幸区長(71)は「書いたこともすっかり忘れていたので驚いた。懐かしい写真やカセットテープなどもあり、今後住民に見てもらう機会を設けたい」と話していた。