味の変化 鮮やかな一杯　にぼしまじん　新メニュー「きのこと金沙粉のまぜみそつけめん」

村上市仲間町の村上プラザ１階フードコートに店舗を構えるラーメン店、にぼしまじん( 岩沢和剛店長) はあす25日(日) 、新メニュー「きのこと金沙粉のまぜみそつけめん」(９００円) の提供をスタートする。

ローカルタウン誌による県内若手ラーメン職人応援企画へのエントリーメニューとして考案。企画への挑戦は今回で３度目。県最北という立地ながら、過去２回はいずれも３位と健闘している。

今回、岩沢店長が贈るのは、自身のキャリアの中でも大きなウエイトを占める中華料理の魅力を取り入れた一杯。過去のエントリーメニュー「カレーとチーズの黒いみそラーメン」「鮭ボナーラ」を楽しむことで企画での応援に回ってくれたたくさんの人へ、さらにまた楽しんでもらおうと“ 金沙粉” の風味豊かな中華テイストを織り交ぜた創作麺を完成させた。

本メニュー専用のタレと歯ざわりのよい麺をベースに、トッピングには秋らしく４種のキノコとチャーシューをオイスターソースで炒めたものを採用。そこにパン粉やニンニク、山椒などをじっくり丁寧に炒めた金沙粉をたっぷりとかけ、白キクラゲやパプリカなどで鮮やかさを加えた。

つけ汁は地元のみそをベースに、砂糖の甘さと酢の酸味をほんのりと足し、丸みのあるさっぱりとした仕様に。意外性の面白さもある。おすすめの食べ方は、まず金沙粉を麺にまぶして豊かな風味のインパクトを楽しみ、続いてタレとよく合わせたまぜそばで。最後は変わり種のつけめんとしてすすることで、幾重にも味を重ねることができる。丼に残ったタレや具材、つけ汁はサイドメニューのご飯ものなどともあわせてみるのも広がりが生まれそうだ。

「中華料理を学ぶために大変な思いをした日々は、今となっては宝物。今回は中華の技法でお客様に楽しんでいただければ」と、岩沢店長ならではの仕上がりに気持ちを込めている。タウン誌企画は、# にぼしまじん、と付けて本メニューの写真をInstagram やＸ（旧Twitter ）に投稿し投票するというシンプルな仕掛け。手軽なＳＮＳを通じて若い担い手を応援することは、地域の味、名店の味を伝えていくことにつながるかもしれない。