国際大会で初優勝・永田務選手 28年大会へさらにレベルアップを 高橋市長に喜びを報告
2028年ロサンゼルスパラリンピックにトライアスロン競技での出場を目指す永田務選手(40)=村上市瀬波温泉出身=がこのほど、国際大会初出場で見事初優勝を飾り、1日、村上市役所を訪れ、高橋邦芳市長に喜びを報告した。
永田選手は、21年の東京2020パラリンピックT46マラソンで銅メダルを獲得。今年のパリパラリンピックで金メダルを目指したが、同競技が除外されたことなどから、23年3月にパラトライアスロン競技への転向を表明し、トレーニングに励んできた。
先月、フィリピンで行われた国際大会、2024アジアトライアスロンパラ選手権男子PTS5に初出場し、頂点に輝いた。
同市役所には永田選手と後援会役員らが訪問。永田選手はレースを振り返り、「トライアスロンの実績がない中、成績を出すことができ、ようやくスタートを切ることができた。課題だった泳力を含め3種目すべてでさらにレベルアップを図り、ヨーロッパの強い選手たちにも勝てるように頑張りたい」と意気込みを語り、高橋市長は「たいへん頼もしい限り。ロサンゼルスに向けてますます応援していきたい」とエールを送った。
また、永田選手は地方選手の練習環境やスポンサー獲得の難しさなどに触れ、「自分が活躍することで、パラ大会やパラアスリートなどの環境も良い方向に変えていけたら」とも話した。