災害時に市民や関係機関へ速やかに情報を伝達するため、村上市が2008年から進めてきた「村上市防災行政無線デジタル化統合事業」は約9割の整備が進み先月、電波中継の拠点となる瀬波温泉3丁目の諸上寺中継局鉄塔が完成。
今後、試験放送などを行い、7月から市内一斉に災害情報をデジタル発信し、同市の防災情報一元化が実現する。
合併前、5市町村は地域防災計画に基づき、住民の生命や財産の確保、社会秩序の維持を図るため、防災行政無線を整備し、それぞれが災害対策や行政事務に効果を上げてきた。
しかし、設備の老朽化や高度情報通信システム化の対応に迫られ、総務省からは、アナログからデジタル方式への移行が求められてきた。(続きは本紙で)
[2010年5月16日号] |
[写真/完成した高さ24メートルの諸上寺中継局鉄塔] |