弥生時代の山元遺跡を保存するために、トンネルに設計変更された日本海東北自動車道(日東道)の山元トンネル(村上市下助渕山元地内)が、遺跡の落盤などを防ぐ特殊工法による掘削作業を進め、来月末いよいよ貫通を迎える。貫通後は、防水シート工や吹き付けコンクリート工を行い来年5月の完成を目指す。
約2万平方メートルにもおよぶ同遺跡は昨年末、日沿道予定地の神納東小学校裏山の標高40メートルの高台で発見された。弥生時代(約2千年前)の集落跡で、外敵から村を守るため丘陵の斜面を堀でおおう日本海側最北端の「高地性環濠集落」であることが確認されており、県内では6例目。
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[2008年11月9日号] |
[写真/12月末の貫通に向け掘削が進む山元トンネル]
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