東日本鉄道OB会の坂町支部が、毎年11月に開かれる荒川地区文化祭に合わせて行う、蒸気機関車の一般開放。100年という期限付きで、旧荒川町にこの機関車「D51」が貸与されてから今年で35年。支部長を務める水沢二雄さん(82)は、開放日を間近に控え「これからは、地域外の人たちにもSLの良さを知ってもらいたい」と意気込んでいる。
羽越本線と米坂線を走るSLの基地として、1938年に「坂町機関区」が坂町駅の構内に設置され、D51形や9600形の往来でにぎわっていた。しかし、60年代後半から、電化や無煙化に伴い廃止が進み、歴史的資料としての保存や廃車などでSLは各地へ散らばったという。(続きは本紙で)
[2008年10月26日号] |
[写真/水沢部長も運転したという「D51」=坂町の格納庫]
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